出版:ガブのホントは教えたくない売れる”本”の秘密

活字離れのこの世の中、少女マンガは売れるけれど、出版業界は売れない時代。本をだしても採算が!!「売れる本」ってなんなんだろう?

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小説新人賞をとるために重要な「文」にかんする4つのこと その(4)

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最近の芥川賞受賞作をみてみよう。

第143回(2010年上半期) - 赤染晶子「乙女の密告」
第144回(2010年下半期) - 朝吹真理子「きことわ」、西村賢太「苦役列車」
第145回(2011年上半期) - 該当作品なし
第146回(2011年下半期)- 円城塔「道化師の蝶」、田中慎弥「共喰い」
第147回(2012年上半期)- 鹿島田真希「冥土めぐり」
第148回(2012年下半期)- 黒田夏子「abさんご」


これらに共通することは
テーマがないということだ。

いやー あとでこじつければあるのだろうけれど。

つまり、
『NARUTO -ナルト-』タイプ=
「落ちこぼれ、または、才能のない人が、努力に努力をかさね、成長し大成功を勝ち取る」とか

『ライアーゲーム』タイプ=「もともと素養はあった主人公が、なにかに感銘し力を発揮して社会のためにつくす」とか、

『ONE PIECE』タイプ=「はちゃめちゃな主人公が、ある目標に向かって仲間と進む」
とか読まれて売れるパターンは決まっているんだけれど、
純文学では これらパターンで解読できるテーマと呼べるべきものがないのです 

じゃあ、何があるかというと、
「構成」
これにつきるわけです。


そして ひたすら 描く 何かを



純文学で受賞するなら 主人公の仕事や素性なのどうでもいいのですねー。
ただし、上の図のテーマにかかわる「人称」はけっこう大切。

そして本題。

結果として
純文学小説の内容は面白いものでなくなるのですが、
書き出し と 語り口
は大切。
そして、単純な私小説でもない限り
一番大切なのが 純文学的な手法

たとえば「道化師の蝶」、「乙女の密告」みたいな
ちょーーー文学的手法 とか、

メタフィクションとかね。

その小説じたいが
発見されたみたいな話とかね

ひたすらこれにつきえるわけです。

上の図の
文体、会話、結び
は説明しなくていいのか?
なんていわれると困るけれど、

まず 結び はどうでもいい。
まずければ 編集者のだめだしがあるから。

文体は書き手の書くときの能力だから
言いようがない。

そして「会話」は擬似リアルと決まっていて
それが書ければ問題ないが、純文学では
厳密にそこまで求ていないし。

「YO、FUCKIN' 朋輩(ニガー)、俺がこうして語ること自体が死ぬほど胡散(うさん)臭くて堪らんぜ、朋輩。」なんて文でも芥川賞受賞できちゃう人もいるんですから。


カミュの「異邦人」みたいに複雑な人称の使い分けとか
小林恭二の「小説伝」みたいな
純文学的なメタフィクション的手法とか
こだわれば、受賞できますから。

最後に
面白いもの書こうなんて
間違っても思っちゃだめよ


小説新人賞をとるために重要な「文」にかんする4つのこと 以上でおしまい



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