出版:ガブのホントは教えたくない売れる”本”の秘密

活字離れのこの世の中、少女マンガは売れるけれど、出版業界は売れない時代。本をだしても採算が!!「売れる本」ってなんなんだろう?

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-小説- 物語は違うが、その構造はよく似ている、ロブ・グリエも池田満寿夫も

小説の物語の構造というのは、単純化すれば
類型化できてしまう。

小説の中の物語を作るときに
「・・・について書こう」ということでなく、
このパターン化から話を作り上げると意外なものができあがる。

たとえば、ロブ・グリエの「嫉妬」と池田満寿夫の「エーゲ海に捧ぐ」
は物語としてはぜんぜん違うものだが、物語の構造としてはよく似ている。

構造としては、夫、妻、浮気相手がいてそれを
どこの視点からみて書き始めたかということにすぎない。

図にするとこんな感じだろう。
140818.gif

ロブ・グリエの「嫉妬」のほうは カミュ「異邦人」的に書くことによって
その怖さがきわだつ。この構造は「見る」ことを必然的なテーマとしてしまう。

池田満寿夫のほうは主人公が夫なのだから、主人公のだめさかげんについて
妻に語らせるしかなく、妻の発言部分は「音」として書くしかなくなる。
ここで主人公が妻に反発しようものなら、芥川賞はとれなかったろう。
こちらのテーマは「見ること」ではなく、必然的に「見られること」になる。

この図を使えば、登場人物によって物語もパターン化できるとわかるだろう。

池田満寿夫の「エーゲ海に捧ぐ」
のほうが、多くの愚痴をダメ男として経験していないと書けない。

まあ、どちらも素晴らしいが。

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