出版:ガブのホントは教えたくない売れる”本”の秘密

活字離れのこの世の中、少女マンガは売れるけれど、出版業界は売れない時代。本をだしても採算が!!「売れる本」ってなんなんだろう?

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文学新人賞をとれない3つのタイプ

文学賞、とりわけ文学新人賞をとれない応募作には3つのタイプがある。

と書くと、誤解されがちなので、ちゃんと注意書きを記しておきます。
ここに書くことは
小説新人賞ではなくて、文学新人賞の話題と考えてほしい。


1つ目は誰もが想像つくようにどうしようもない作品だ。
まず、応募者は今までに、文学と呼ばれる小説をせいぜい10冊くらいしか読んだことがない人で、
心理描写で、次のシーンに移るなんていうこともやってしまうタイプ。
もちろん、ストーリーの展開も工夫なく、単純に時系列で物語を書いたり、
一人称で書かれた主人公が何でも知っていたりするなんてことも
普通にあるタイプ。


2つ目は「”現代日本で文学者・文芸評論家とよばれている人たちが
求めている文学”を誤解している応募者が書いた作品」
だ。
これは応募者自身が入賞できない理由を理解するのがきわめて難しい。
だいいちこれらのタイプは入賞と紙一重であるにもかかわらず、
2次選考にも進まない。

このタイプの応募者は数百冊以上小説を読んでいて、
これは芥川賞作品タイプ、これは直木賞作品のタイプと個々の小説を分類でき、
しかも文章もそれなりにうまく、構成もよく、けっこうよい作品を作るのに
下読み段階で切り捨てられるのだ。

このタイプの応募者はどうしても 文学新人賞をとりたいなら
その賞の最近の受賞作を読何冊も読み
そこに出てきた主人公のタイプ、物語の進め方などなどを徹底的に分類し
それに近い作品を書くのだ。

もちろん、受賞後も読者から「ぜんぜん面白くない」とか「文学賞のレベルでない」などと
酷評されるが、文学新人賞をとるための一理塚とあきらめるしかなく、
次回作で評価をもらえばいいのだ。



そして3つ目のタイプは
「私」 に収束する作品を書いていないタイプだ。
このタイプの応募者は優秀な人もいれば、無能な人もいる。

文学新人賞のレベルでは
己の文学をうちたてるのではなく、
選者が求める文学にあわせるしかないのだ。

しかし、その路線をずっとつらぬくと
まったく売れない文学作品しか書けなくなるので
ご注意を。



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